いろいろある納税方法 おすすめは

ダイレクト納付、スマホ、クレジットカードなど、自宅やオフィスで手軽に納税できるようになりました。納税方法ごとのメリット、デメリット、おすすめの方法についてまとめています。

 

税務署に支払う国税の納税方法は7種類あります。1の「窓口納付」と2の「コンビニQRコード」は現金支払、3〜7は預金やカードから支払うキャッシュレスの納税方法となります。税金の種類や納税額による制約があるので、事業内容や規模に応じて使いやすい方法を選択するとよいでしょう。

No納税方法メリットデメリット
1窓口納付・手書きでわかりやすい・納付書作成や窓口に行く手間
2コンビニQR・事前の手続きが不要・上限30万円まで
・源泉所得税は利用不可
・コンビニに行く手間
3振替納税(個人のみ)・申告書の提出で完結
・納付期日に余裕がある
・初回に振替依頼書の提出が必要
・個人の申告所得税と消費税のみ利用可能
4ダイレクト納付・時間と場所を問わない
・引落日を指定できる
・初回に利用届出書の提出が必要
5ネットバンク・時間と場所を問わない・納税番号等の入力が若干の手間
6クレジットカード・時間と場所を問わない
・カードのポイントが付く
・引落日に余裕がある
・決済手数料がかかる
・上限1,000万円未満かつカード限度内
7スマホアプリ・時間と場所を問わない
・事前の手続が不要
・上限30万円まで
 

都道府県や市区町村に支払う地方税のうち、事業に関するもの(注)の納税方法は、次の5種類となります。令和元年10月の共通納税システムの導入により、インターネット上で全ての地方公共団体に対して納税できるようになりました。国税とあわせて、時間と場所を問わずに納税でき、使いやすくなりました。

納税方法メリットデメリット
窓口納付・手書きでわかりやすい・納付書作成や窓口に行く手間
ダイレクト納付・引落日を指定できる
・時間と場所を問わない
・初回に利用届出書の提出が必要
ネットバンク・時間と場所を問わない・納税番号等の入力が若干の手間
クレジットカード・時間と場所を問わない
・カードのポイントが付く
・引落日に余裕がある
・システム利用料がかかる
・上限1,000万円未満かつカード限度内
口座振替・納期限に自動で引落・口座振替の申込が必要
・利用は個人住民税、固定資産税などに限る

(注)主に法人住民税、法人事業税、事業所税、特別徴収分の住民税、固定資産税をさしています。

 

法人と個人それぞれのおすすめは、次の方法です。

 

(1)法人

国税・地方税ともに、金額と利用できる税目に制約がない「ダイレクト納付」がおすすめです。初回に利用届出書の提出が必要ですが、e-TaxとeLTAXの操作を覚えれば、日々の納税手続きを楽に完了できます。

出典 国税庁 G-2-2ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)の手続

 

(2)個人

国税は、自動で口座引落ししてくれる「振替納税」が便利です。源泉所得税の納税がある場合は、「ダイレクト納付」や「スマホアプリ」なども使うと良いでしょう。地方税で特別徴収分の住民税がある場合は、地方税も「ダイレクト納付」が便利でしょう。

出典 国税庁 G-2-1振替納税手続による納付

 

この数年で一気に納税方法が増え、銀行窓口に行かなくても納税ができるようになりました。最近では銀行の店舗を統合する動きもあり、最寄りの店舗が無くなることもあります。自社に合った納税方法を検討し、納税手続きにかかる手間ひまを減らしていきましょう。